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あなたは「壊血病(かいけつびょう)」って知っていますか?

血が壊れるだなんて、文字で見たら恐ろしい病気ですよね。

これは、別名を「ビタミンC欠乏症」とも言われていて、割と身近なビタミンCに関わる病気なんです。

 

ビタミンCは、美容や健康にもいいと言われている有名な栄養素なので、ご存知の方も多いと思います。

サプリメントやキャンディー、飲み物などにも含まれたものが市販されているので、何かしら目にすることも多いですよね。

ここでは、そのビタミンCにまつわる病気である「壊血病(ビタミンC欠乏症)」について、

  • どんな症状なのか
  • 原因は何なのか
  • 治療法と予防法

などを紹介していきます。

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壊血病(ビタミンC欠乏症)とは?どんな症状?

 壊血病(ビタミンC欠乏症)とは、簡単に言うとビタミンCが体内に足りていないことによって起こる病気です。

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どうしてビタミンCが足りていないと病気になってしまうのか!

人間の体は多くのたんぱく質から作られています。

そのたんぱく質のうち、約30%はコラーゲンです。

コラーゲンとは、皮膚・血管・じん帯・骨・軟骨(ほとんど全部ですよね)を作っている主要なたんぱく質なんです。

また、柔軟性を与えて丈夫にしてくれるとも言われています。

美容液や栄養サプリメントとしてのコラーゲンを知っている、という方も多いのではないでしょうか。

そのコラーゲンを体内で作るのに必要不可欠なのが「ビタミンC」なのです。

 

もし体の中でビタミンCがなくなると、血管や皮膚の張りがなくなり、全身のあらゆる所から出血しやすくなります。

そして恐ろしいことに、最後には死亡してしまうというケースもあるそうです。

 

どんな症状が出るのか

初期によく見られる症状は、皮膚の乾燥・脱力感・うつ状態です。

全身の倦怠感関節の痛みも、よく見られる症状のひとつのようです。

ここまでは、日常的に感じている方も多いかもしれませんね。

 

そのあと、太ももに大きなあざがでるようになり、症状が進むと毛穴の周りから点状の出血が見られるようになります。

さらに症状が進むと、ビタミンCの欠乏によって毛細血管が弱くなっていき、歯ぐき・消化管・粘膜などからの出血も。

 

では、そんな壊血病は何が原因で起こるのでしょう。

ビタミンCの不足はわかったけれど、どんな状況がビタミンCの不足を引き起こしてしまうのか、次の章で確認していきましょう。

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壊血病の原因は?船乗りが苦しんだのはなぜ?

 壊血病の原因ってなに?

壊血病の原因としては、上でも解説したように、ずばり「ビタミンCが足りていない」ことです。

日本人はもともとビタミンCの摂取量が多く、欠乏症にはなりにくいとは言われていますが、妊娠や授乳時には必要量が増えるために注意が必要です。

また生後6~12か月の人工栄養(ミルク)の乳児にも、欠乏症がおこりやすいので注意が必要だと言われています。

ちなみに、この乳児の欠乏症は「モーラー・バーロー病」と呼ばれています。

 

船乗りが苦しんだのはどうして?

15世紀から17世紀の大航海時代、長期航海において、乗組員たちが常に悩まされていた病気があったと言われており、それが今でいう「壊血病」だと言われています。

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歯ぐきがグラグラして出血し、そして皮膚や粘膜からの出血脱力感や鈍痛に苦しめられ、最後には死に至る・・・まさに壊血病の症状です。

もっとも有名な例としては、ポルトガル人のバスコ・ダ・ガマの船隊では、180人の船員のうち100人がこの壊血病で死亡したと言われているそうです。

 

この原因として考えられているのが、海上生活では補充できない生野菜や果実の不足のせいであり、要するに「ビタミンC」の不足です。

船上での長い生活の中での偏った食生活が、病気を発症させてしまったのでしょうね。

 

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壊血病の治療法と予防方法とは!

壊血病の治療方法とは?

現在では、成人1日100mgのビタミンCの摂取量が適正だと考えられています。

この量の投与をすると症状の改善があると考えられているそうですが、長期の投与により「尿路結石(にょうろけっせき)」が生じることもあり注意が必要なのだそう。

 

予防方法は?

もちろんビタミンCの積極的な摂取ですね。

だからと言って、ビタミンCに偏り過ぎるのも良くないので、バランスのよい食生活を心がけることです。

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ちなみにビタミンCは

  • 柑橘類
  • アセロラ
  • キウイフルーツ
  • トマト
  • ブロッコリー
  • いちご
  • カリフラワー
  • ほうれん草
  • じゃがいも
  • さつまいも

 

などに多く含まれています。

どれも身近な食材ばかりなので、普段の食事に進んで取り入れましょう。

また、ビタミンCは熱に弱い栄養素なので、調理法にも工夫が必要ですね。

 

少し考えさせられた壊血病の話

壊血病(ビタミンC欠乏症)について調べてみましたが、わたしが一番考えさせられた話をご紹介します。

それは、小さな子どもの壊血病の話でした。

 

お母さんは子どもが大切なあまり、厳格な食事コントロールを続けていたそうです。

生の野菜や果物が体にあまりよくないという説を聞いたことはないですか?

そのお母さんは、子どものことを考えるあまり、すべての野菜や果物を加熱して食べさせていたそうです。

ビタミンCは熱に弱い食べ物。

そのため必要な摂取量が取りきれていなかったのが原因で、子供は壊血病になってしまいました。

 

思う気持ちが逆の結果になってしまうなんて、つくづく「バランス」は大切なのだと実感しました。

あちこちにいろいろな情報はありますが、バランスよく食事を取っていれば問題はありません!

といいつつも、この後すぐに”みかん”を買いに行こうと思う私でした(;’∀’)