健康を意識した時、そしてダイエットを考えた時など、避けては通れないのが「糖」との付き合い方ですよね。

「おいしいものは脂肪と糖でできている」なんてCMもあるように、美味しいものには糖が多く含まれています。

とは言え、「糖」と一言で言っても、ブドウ糖、果糖、ショ糖、グルコース、フルクトース、スクロース等々いろんな「糖」が。

聞いたことはあるけれど、正直違いは分からない・・・という場合が多いのではないでしょうか?

そんな中でも、ブドウ糖とグルコースは同じものなのかどうかという疑問をお持ちの方が多いようです。

ここでは、ブドウ糖とグルコースは完全に同じものを指すのかどうかを含め、ブドウ糖を多く含む食品や、ブドウ糖・砂糖・果糖・ショ糖それぞれの違いについてをまとめています。

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ブドウ糖とグルコースは完全に同じもの?!

「ブドウ糖」と「グルコース」、実はこの2つ、結論から言うと同じものです!

日本語名が「ブドウ糖」、そして英語名が「グルコース(glucose)」と言われています。

そして、「果糖」は「フルクトース」、「ショ糖」は「スクロース」

といった具合に、日本名と英語名で同じものを指しています。

 

ブドウ糖(=グルコース)を多く含む食品とは

ブドウ糖はあらゆる食品の中に含まれる栄養素ではありますが、その中でも多くブドウ糖を含む食品にはどんなものがあるでしょう?

以下に紹介していきます。

ラムネ

実は「ラムネ」の主成分はブドウ糖なのです。

とはいえ、全てのラムネが当てはまるかというと、違うものもありますので、原材料名は要チェックでお願いします。

麺類・米・パン

いわゆる炭水化物が多い食品は、ブドウ糖を多く含んでいます。

そのなかでも、麺類は、米やパン以上にブドウ糖を摂取しやすいと言えます。

果物

特にぶどう、いちじく、バナナなど、ブドウ糖を多く含んでいます。

はちみつ

花の蜜の主成分であるショ糖を、ミツバチの体内でブドウ糖と果糖に分解したもので、その成分はブドウ糖約40%果糖約50%と言われています。

 

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ブドウ糖と砂糖・果糖・ショ糖!それぞれの違いは?

まず砂糖とは、ショ糖のことを表します。

そしてその砂糖(ショ糖)は、ブドウ糖と果糖が結合したもののことを指します。

つまり、こういうこと↓。

砂糖=ショ糖

砂糖(ショ糖)=ブドウ糖+果糖

なので、砂糖を摂取すると、ブドウ糖と果糖を一緒に摂取したということになるわけです。

それぞれの糖の種類によって、吸収のされ方や甘さ、栄養分も違っています。

それぞれを細かく見ていくことにしましょう。

ブドウ糖

ブドウ糖は、その名から「ぶどう」に含まれるであろうことは想像できますが、実はあらゆるものの中に存在します。

研究段階で初めて、ぶどうから糖を取り出すことに成功した事からその名が付いたという話です。

ブドウ糖は、単独の分子からなる単糖類です。

単糖類は、糖が分解しつくされた最小分子で、それ以上分裂ができない状態の分子です。

分子の大きさが小さいということは、その分吸収されやすいということになります。

吸収されたブドウ糖は、小腸から吸収され血液中に入り血糖値を上げます。

その際、すい臓からはインスリンが分泌され、全身に届きエネルギーとして利用され、余った分は中性脂肪となりますが、インスリンが分泌されることにより、脳が満腹感を感じることができ、食欲が抑えられます。

ちなみに、ブドウ糖の甘みは果糖の70%ほどで、カロリーも果糖に比べて若干低いと言われて言います。

果糖

果糖もブドウ糖同様、単糖類です。

そしてその名の通り、果物の甘みの元にもなっていて、糖質の中では最も甘味が強く、最も水に溶けやすい性質があります。

甘みは砂糖の1.2倍~1.5倍と言われ、温度が下がると甘さが増します。

なので、清涼飲料水などに良く使われていて、カロリーはブドウ糖に比べてやや高めです。

果糖は、ブドウ糖ほどすぐに吸収され血糖値を上げることはありませんが、徐々に吸収されます。

なので、即効性のブドウ糖と比べ、吸収も消費も穏やかに進み持続性があると言えるでしょう。

ですが、果糖のほとんどは肝臓で代謝されます。

その為、インスリンを必要とせず、血糖値を上げません。

血糖値の急上昇が肥満や糖化と繋がると考えられるため、果糖は肥満を防ぐのではないかとも思われますが、実はそうでもなく、ブドウ糖で述べたように、インスリンの分泌がないと脳が満腹感を感じないので、食欲が抑えられず摂り過ぎてしまうという困ったことも起こるのです。

砂糖=ショ糖

先にも述べましたが、砂糖=ショ糖は、ブドウ糖と果糖からなります。

この砂糖は、単糖類であるブドウ糖と果糖が結合したものであり、これを二糖類といいます。

二糖類は、分解して単糖類にしないと吸収されません。

なので、単糖類に比べ吸収するのに時間がかかってしまいます。

砂糖を摂取することで、ブドウ糖と果糖を摂取したことにはなりますが、単独の摂取に比べエネルギー補給の即効性には欠けてしまいます。

砂糖の原料は、さとうきび、てんさいなどです。

日本で主に使われているのは上白糖、海外ではグラニュー糖(粒上になった砂糖)が多く使われていると言います。

上白糖は日本独自の砂糖で、仕上げに転化糖という甘味を付け加えています。

 

さいごに

一言で「糖」と言っても、いくつかの種類があり、分子の大きさや吸収され方など、それぞれに特徴があります。

ブドウ糖とグルコースのように、同じものが和名・英語名で混ざりあってしまうと、さらにややこしいですよね。

正しく理解し、必要な場面で必要なものを適量摂取できるよう心掛けたいですね。

ちなみに、砂糖が初めて日本にやってきたのは奈良時代のこと。

中国に修行に行ったお坊さんが持ち帰ったことから始まるそうです。

今のように庶民が砂糖を自由に使えるようになったのは、明治時代に入ってから。

その頃は、今のように「糖」に関して複雑な区分はなかったでしょう。

裕福な時代だからこそのややこしさなのですね(笑)。