接客業や警備のお仕事など、立った姿勢でいる時間が長い人につきものの悩みといえば、「足裏の痛み」ですね。

疲労がたまって痛む場合は、自分で揉んだり湿布を貼って寝るなどすれば、その都度に解消できます。

ですが、なかなか痛みが無くならず、歩くたびに痛むようになると、疲労以外に原因があるかもしれません。

今回は、足裏の痛みのなかでも、かかとに感じる痛みについて、原因や対策を以下の順に解説します。

  1. 足裏の痛み!”かかと”が痛い場合に考えられる原因は?
  2. 足裏(かかと)の痛み!対策&治療法は?
  3. 足裏(かかと)の痛み!腫れがある場合の原因と対策

 

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足裏の痛み!”かかと”が痛い場合に考えられる原因は?

足裏に感じる痛みのうち、かかとが痛むのは次の原因が考えられます。

  • 足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
  • 踵骨棘(しょうこつきょく)
  • 踵骨下滑液包炎(しょうこつかかつえきほうえん)

聞き慣れない言葉や症状名もあって難しいですし、なにか重大な症状なような印象も受けるでしょう。

以下、それぞれ詳しくみていきます。

足底筋膜炎

足裏の痛みの原因のなかでも、代表的なもの。

足底、つまり足裏の筋膜に炎症が起きて、痛みや腫れを引き起こします。

足底筋膜は足指の付け根から踵(かかと)の骨まで覆っているため、痛みがある場合は足裏全体というケースが多いです。

踵だけ痛かったのが、足裏が全部痛くなってきてしまうことも。

足底筋膜炎になる原因
  • 日常的に足裏に強い刺激を与えている

スポーツマンや接客業、作業仕事で長時間の立ち仕事をしている。

  • 運動不足により、足底筋膜が硬くなっている

デスクワークが多く、足元を冷やしてしまっている。

 

などという場合が考えられます。

つまり、使い過ぎても、使わなさ過ぎても起こるということです。

踵骨棘

踵骨(しょうこつ)とは「踵(かかと)の骨」です。

踵の骨の一部がトゲのように(棘状)飛び出てきた状態を、「踵骨棘(しょうこつきょく)」と呼びます。

踵骨棘が筋膜などに当たることが、踵の痛みの原因となることもあります。

ですが、踵骨棘があっても痛みを感じない、逆に手術などで踵骨棘を取り除いても、痛みがなくならない、というケースもあるのです。

この場合は、棘ができるほどに足底筋膜に負担がかかっていて、足底筋膜炎と同様の症状が出たと考えられます。

踵骨棘になる原因
  • かかとを地面に強く叩きつけるように歩いたり、走ったりする
  • 重心が、かかとに偏っている
  • 合わない靴を履き続けている

などが原因で起きやすくなります。

踵骨下滑液包炎

また難しい言葉が出てきました。

踵骨は「かかとの骨」ですが、その下に「滑液包(かつえきほう)」という、関節液を含んだ袋があります。

この滑液包が、かかとのクッションの役割をしています。

この部分に強い負荷が何度もかかると、炎症を起こしてしまい、痛みや腫れ、発熱などを起こします。

かかとに体重をかけたり、押さえたりすると痛みを特に強く感じます。

踵骨下滑液包炎になる原因
  • 剣道などで強く踏み込む動作をする
  • 急にランニングを始めた
  • サンダルやクッションが薄い靴を履き続けた

などが原因になる場合が多いです。

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足裏(かかと)の痛み!対策&治療法は?

原因が分かったら、まずは自分で出来る対策を!

趣味のスポーツによるものが原因であれば、いったん休んで炎症が治まるのを待ちましょう。

と言えますが、お仕事の場合は休むのが難しいですね。

そこで危険なのが、

『歩き始めは痛むけど、しばらく経ったら治るから我慢しよう』と放置しているパターン。

こんな場合は、悪化の可能性が高くなります。

痛みがなかなか取れない、あるいは痛みで歩くのも難しいようでしたら、迷わず医師の診療を受けてくださいね。

まず、自分で出来る対策として以下に紹介していきますので、軽い症状の場合は試してみてください。

自分で出来る対策

履物が足に合っているか、また、クッションが十分であるかを確認しましょう。

足底筋膜炎で痛みが軽いうちは、靴を変えたり、市販のインソール(中敷)を入れれば、軽減されていくと思われます。

インソールはできれば、靴を調整してくれる専門のお店か、整形外科で作ってもらうといいですね。

 

履物を確認したときに、左右の減り方の違いも見てみます。

もし、減り方が違っていたり、減る箇所が一部だけなら、身体の重心が偏っていることが考えられます。

この場合、足底筋膜炎が解消されても、足裏にかかる体重のバランスがズレたままですので、再発するおそれがあります。

骨格や筋肉の歪み、あるいは歩き方を修整する必要があります。

 

歩き方を直すには、「胸から下が脚のつもりで歩く」というのが、普段から意識しやすいコツですね。

長時間の立ち仕事で足に負担がかかっている人は、普段のケアが大切。

とくに、ふくらはぎのが筋肉が硬くなってしまうと、足底筋膜炎を起こしやすくなります。

お仕事の合間に、ふくらはぎを伸ばすストレッチをときどき行いましょう。

 

また、入浴後や寝る前などには、必ずマッサージをしておきます。

このとき、足裏が痛いときは、足裏を揉んだり、湿布で冷やすのは避けてください!

ふくらはぎだけマッサージしてくださいね。

(ふくらはぎも湿布などで冷やさないように!)

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足裏(かかと)の痛み!腫れがある場合の原因と対策

かかとが痛むだけでなく、腫れてしまっている場合は、先に述べた「踵骨下滑液包炎」が考えられます。

腫れていると湿布を貼ってしまいがちですが、熱を持っているとき以外は、冷やすのは避けておきましょう。

スポーツなどで足裏(かかと)に強い衝撃が加わったことで起こることが多いため、痛みや腫れが治まるまで、運動は控えておきます。

 

体重の圧が加わらないように、かかとの部分をくり抜いた足底板を使い、回復を待ちます。

足底板は自作できそうですが、きちんと調整しないと足首や膝を痛めてしまうので、整形外科で受診して作ってもらいましょう。

 

普段、スポーツをしていない方が、急に思い立ってジョギングなどを始めると、踵骨下滑液包炎を起こすこともあります。

突然の激しい運動は危険ですから、まずは軽い運動から始めるようにしましょうね。

踵骨棘の場合も、足底板を使って圧をかけないようにすると痛みが軽減、消失することもあります。

 

かかとの痛み!我慢は禁物!

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お仕事やスポーツなどで、日頃から足に負担がかかっている人は、「痛いのが当然、我慢するのも仕事(練習)のうち」と、つい無理をしてしまいがちです。

また、足底筋筋膜炎では、歩いてしばらく経つと痛みが治るので、放置してしまうことも多々あります。

ふだんのケアを習慣にしていても、痛みがあるようでしたら、早めに医師の診療を受けるようにしましょう。

これ以上、悪化させない為にも・・・、我慢は禁物です!